備忘雑録

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容疑者Xの献身

容疑者Xの献身
監督:西谷弘 製作:亀山千広
原作:東野圭吾 脚本:福田靖
出演:福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、松雪泰子、堤真一

五つ星評価:★★★

2007年10月15日から12月17日までフジテレビ系列で放送された東野圭吾原作の推理小説の映画化。第6回本格ミステリ大賞に第134回直木賞受賞作や、このミステリーがすごい!2006など数々の場で絶賛された作品。

かつて天才物理学者の湯川が生涯で唯一天才と認めた天才数学者の石神哲哉は、娘と二人で暮らす隣人の花岡靖子に淡い思いを抱いている。ある日、靖子の元夫である富樫が死体となって発見された。離婚後も何かと靖子たちに付きまとい、どこへ引っ越しても現れては暴力を振るっていた富樫。元妻である靖子が容疑者として捜査線上に上がるが、彼女には完璧なアリバイが存在していた…。

今作はファンが望んだシリーズ最強の相手と呼べる旧友であり、天才数学者石神の登場となる。テレビシリーズがこの映画のために、湯川がどれほどの天才かを見せるためのお膳立てと言ってもいい。今回は超常現象の類は全く絡まず、湯川自身が興味を持ち、勝負を挑んでいく。謎解き重視というよりは、石神と花岡靖子らの行き着く人間ドラマといった方がいい。

そのあたりに重点を置いたせいなのか、ドラマ化にあたって変更されたパートナーの内海(柴咲コウ)やドラマオリジナルキャラは鳴りを潜めている。この辺、スタッフはよく分かっている(むしろ内海なんて必要性さえ感じない

問題はダルマの石神こと、石神哲哉である。原作ではその名のとおり目の細い、ダルマのようで、女っ気のない人物像だが、正直堤真一ではそんな風には見えないのが残念。
堤自身も舞台挨拶で「原作を知っているやつは、何でお前やねん。全然違うやん」と、原作との違いについて言及していたが、精一杯の役作りはしていたと思う。演技力は流石だ。
まぁ、このあたりはドラマ化の改変と同じで、マーケティング上の器用なのでしょうがない(数学者だから「やまとなでしこ」の堤という安易な決定とも取れるが・・・

映画となれば、制作費もたんまり出るのでしょう。実験シーンや雪山登山など、スケールアップのためのギミックが用意されてはいるが、この作品に必要だったかは疑問。

それよりも、この手の推理モノには、活字メディアの映像化における差異を理解して、よりうまく心理描写、ロジックを表す努力をしてもらいたかった。
石神の頭脳や狂気の描写では説得力が薄い。やはり、原作に軍配が上がる。
もちろん西谷弘監督の気配りはよく分かるが、あと一歩欲しい。

それに結末に至る"ある出来事"のカットだ。湯川の役割を引き立てたという意味ではいいかもしれない。が、作品に引き込ませる衝撃としては入れてもよかったのでは。それに、親子の描写がおざなりに感じてしまうのは私だけか?

ドラマの映画化としては、原作に忠実で良く出来てるといった具合なので惜しい。
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