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感染列島

感染列島
監督・脚本:瀬々敬久
音楽:安川午朗
出演:妻夫木聡、檀れい、国仲涼子、田中裕二、池脇千鶴、カンニング竹山、佐藤浩市、藤竜也

五つ星評価:★

未曾有のウィルス・パニックが日本を襲うディザスタームービー。

ある日、救命救急医の松岡剛(妻夫木聡)は1人の患者を診察する。最初はインフルエンザと思われていたが、後に患者は高熱、けいれん、吐血、全身感染を併発する多臓器不全を起こした。新型鳥インフルエンザが疑われる中、次々と患者は増える。そんな中、戦場と化した病院にWHOからメディカル・オフィサーの小林栄子(檀れい)が派遣されてくる。彼女はわずか半年で感染者が数千万にものぼる恐るべき事態を予測する。

何かと鳥インフルエンザやパンデミック(感染爆発)に関しての話が多く聞かれる昨今、使い古された題材ながらも、日本で大規模なウィルス・パニックが起こるというのは身近に感じるテーマであろう。

キャスト陣は珍妙だが、そこそこ演技も良く、違和感はない。

全体のディテールは良く、養鶏場から鶏が処分されていく光景や、荒廃した都市、大量の患者や死者など、そのあたりの描写の出来はいい。

前半、次々に患者が増えていく中、医療の限界、病院のキャパシティを超えようとする状況に合理的な判断を優先するのか、一方で医療の倫理としての使命が大切かを問うところは改めて考えさせられる。

また、国民の無知、群集パニック、マスコミなどによって振り回される愚かしさも啓発映画としてはいい。
目新しさは無いものの、ここまでは普通に楽しめる。

ところが中盤以降の出来はヒドイ。やはり日本のパニック映画の下手糞さを露呈する結果となった。

日本の存亡を賭けた事態のはずが、スクリーンからはそんな緊張感は感じられず、どこか違和感を感じる描写ばかりに目がいってしまう。

鳥インフルエンザと疑われ風評被害にあった少女が、世の中大パニックのはずなのに一人遊園地にのん気に出かけ、挙句の果てに父親が死んで「皆人殺しだ!」と言われたところで、何の感情移入も出来ない

自分が死ぬかもしれないのに、自ら志願して選抜に残った研修医も、未知のウィルスかもしれないと分かった途端キレ始めたりと、ちぐはぐ過ぎる。

メインの2人は何の防護策も取らずパニックの街を歩いたり、感動を煽ること見え見えの雨で濡れるシーンなど、WHOから君が感染してはダメだなんて言われてもお構いなしな描写には飽きれる。必死こいて働いているはずなのに、無精髭も伸びず、化粧で整っているのもナンセンスだ。

感染源はどう見ても安物のゾンビ映画だし、海外発のくせに日本だけ感染爆発するのはおかしい。エボラに似た症状を発症し死に至るのに、そこから生存した人々をろくに調べもせずに、対抗策が血清治療という流れには疑問符がつく。ウィルス・パニックをリアルシミュレーションしていると宣伝していたはずでは?

しかも、ここに来てやたらと長ったらしく湿っぽいエピソードを挟んでくる。
人の死で感動を誘いたいのは分かるが、似たようなものが被っていてクドイ。国仲涼子のところなんてバッサリ切って、佐藤浩市のところだけでもいいではないかと。
メイン2人の回想シーンも物語のスピードを殺しているだけでしかない。

いろいろな要素を詰め込み過ぎた感がある。ツッコんでくださいと言わんばかりの粗を挙げれば切が無い

カンヌ国際映画祭で大きな反響を受けて、リメイクも考えられているというが、使い古されたものに本当に食いついているとは考えられない。
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