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MW -ムウ-

MW -ムウ-
監督:岩本仁志 脚本:大石哲也、木村春夫 原作:手塚治虫
出演:玉木宏、山田孝之、石田ゆり子、石橋凌

五つ星評価:★
手塚治虫原作の同名漫画の映画化。

冒頭から無駄に長いアクションシークエンスを見せられ、「もっと別の所に時間を割けよ」とツッコミを入れたくなる。タイで大規模なロケを行う意気込みが買うが、"追うだけ"なのに演出を間違えたボーンシリーズの下手糞なマネでしかないカーアクションを長々と観せられるのは、作り手の自己満足のようにしか感じられない。

そのくせ原作の荒々しい部分を纏めきれておらず、16年前の島の事件部分、沖ノ真船島での攻撃部分など全くリファインしていない。基地侵入部分に至っては、バッサリ切り落とす始末。

ピカレスクを全面に押し出し、PG-12になっているにも関わらず、殺害シーンの隠し具合とこれから殺しますよと言わんばかりのクドさと言ったら・・・

何より原作は結城と賀来二人をベースとした話であり、同性愛を無しにしてしまったのは骨抜きとしか言いようが無い。愛ゆえに助け、苦悩するはずなのに、歪んだ友情と変更するには無理がありすぎる。それを通すにしても子供の頃の関係や、どう命の恩人なのかなど二人の関係性を全く描いていない(冒頭の尺をなぜこちらに回さないのか・・・
観客にしてみれば、なぜ結城の止められないのか、なぜ賀来を殺さないのか疑問に思うばかりである。

主演の玉木宏は知的でスマート、そしてどこか影のあるビジュアルも理想的だし、その他キャスティングにおいてもほとんど不満はない。キャストがしっかりとハードな演技をこなしているだけに、子供騙しの中身では勿体無い

普段こういった悪徳を主とした物語に触れてない人にとってはそれなりに満足する出来に仕上がっているだろうが、結局制作陣の弱腰による中途半端な出来によって、手塚治虫作品の食いつぶしになってしまっているのは残念でしかない。

禁断の問題作と言いながら、タブーに切り込めず、単純なサスペンスアクションにしてしまった日本のテレビ局映画の限界を晒してしまう作品となってしまった(期待していたのに・・・
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