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BALLAD 名もなき恋のうた

BALLAD 名もなき恋のうた
監督・脚本・VFX:山崎貴
原案:『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』(原作:臼井儀人/監督・脚本/原恵一)
企画・制作プロダクション:ROBOT VFXプロダクション:白組
出演:草剛、新垣結衣、筒井道隆、夏川結衣、中村敦夫

五つ星評価:★★
子供について行った大人達が涙し、数多くの賞にも輝いた傑作『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』を原案とし実写化。
井尻又兵衛に草剛、廉姫に新垣結衣、監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの山崎貴という布陣。

まさかの『クレヨンしんちゃん』実写化の話を聞いた時は半笑い状態、地雷臭しかしていなかった本作ではあるが、実際見てみるとそれほど悪くなく、実写化に可能な限り頑張ったという印象。

野原家は川上家となり、しんのすけも真一にチェンジし、裏方に回る形に。
井尻又兵衛と廉姫の身分違いの恋という部分に焦点を当てた物語になっている。

アニメ版のようなお馬鹿で、ハチャメチャなまでに周りを巻き込んでいた「しんのすけ」というキャラはいなくなり、ごく平凡な家族が巻き込まれるSF時代劇になってしまっている。

そのためメリハリもなくなってしまったが、携帯電話や防犯ブザーなど現代品を取り入れ、その反応に対する面白さで補っている工夫も。

原作と同じように合戦のディテール作りには力を入れているのが感じられ、ワンシーン・ワンカットの殺陣も悪くない。白組のVFXによる美術背景も良く出来ており好印象。デジタルエキストラとか言われなくては分からない。

廉姫役の新垣結衣は、身長を除けば意外に良い演技をしている。
又兵衛役の草剛は少し堅すぎる。もう少し後半のように自然な演技で良かったのだが、「鬼の井尻」を意識しすぎてか、台詞回しも相まって不自然な印象がある。

また「青空侍」という対照的な呼び名が消えてしまったのは残念だが、それより「金打(きんちょう)」のシーンが無いのはどうしてか。
脇差しが重要なアイテムである事が際立ち、脇差しを欲しがる理由、又兵衛が真一に脇差しを譲り渡すほどの信頼関係を築く証なのだが、本作は密接な信頼関係を築くところまで至っているようには感じられない。未来から来た少年と武士の絆というのを考えると重要な描写だと思うのだけれど・・・。

オリジナルの印象的なシーンも多く再現されていたりするが、「それほど悪くない出来」というのは、やはり原作がシナリオ、演出、どれをとっても良く出来ていたからこその本作というのが実際のところ。

総じて、又兵衛と廉姫の身分違いの恋をメインに持って来たにしては少々弱く、真一の絡みもどこか物足りなさがある。「しんのすけ」「野原家」という強烈なキャラがなければならないと改めて感じさせられた。

傑作のオリジナルを薦めるが、原作未視聴だったり、ファミリー映画としては十分面白いはず。
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